こんにちは。イブです。 (@ibuib__)
NFTに興味あるけど、問題点やデメリットはあるの?
とお考えではないでしょうか。
NFT、NFTアートは急速に発展していますが、どのような問題やデメリットがあるのか知らずに手を出すのは怖いですよね。
そこで今回は、NFTが抱えている問題点やデメリットを解説していきます。
NFTの今後についても紹介するのでぜひご覧ください。
下記の経験をもつ筆者イブが解説するので、参考になるかと!
【筆者イブのNFTに関する経験】
・NFTでの利益100万越え
・NFTの販売、購入は数百回以上
・NFT関連の記事を50本以上執筆
【コインチェックを使うと損をする】
NFTを扱う上で、コインチェックを使うのはもったいないです。
なぜなら、コインチェックにはイーサリアムの販売所しかありません。
販売所はスプレッドが設定されており、3~5%前後は損です。
(50万円分買うと1.5万円も損。)
その為、取引所のあるhttps://bitflyer.com/ja-jp/を使いましょう。
※日本円に換金するときも損してしまいます。
早ければ、申請10分/審査30分ほどで開設できます。
NFT/NFTアートが抱える問題・デメリット
NFTは2021年を境に人気を高めており、そのブームに目を付けて企業の参入も増えていますね。
例えば、
などバリエーション豊かな企業が参入しています。
そのため、個人でもNFTを始めてみようと考えている人は多いことでしょう。
とはいえ、NFTにはさまざまな問題があります。
これからNFTを本格的に始めるならば、しっかりと問題点やデメリットを抑えておきましょう。
NFTが抱える主な問題・デメリットは以下の5つです。
ひとつずつ見ていきましょう!
①詐欺の横行
NFTブームの裏では、詐欺師たちも恩恵をあやかろうと狙っています。
これまでにNFTは法律の未整備な部分が多く、詐欺のリスクが指摘されてきました。
これはNFT運用している人にとっては脅威であり、死活問題と言えますね。僕の知り合いにもNFTを盗まれた方が数名。。
NFT関連の詐欺は巧妙で、さまざまな手口やパターンが存在しています。
そこで主な詐欺手口を3つ紹介していきます。
・運営が逃げる
・偽物のコレクション
・フィッシングサイト
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
運営が逃げる
NFT市場ではさまざまなサービスが展開されています。
ところが、NFTの規制が整っていない状況もあり、詐欺サイトを運営している業者も存在します。
悪質な運営だと、利益だけ取得したらNFTプロジェクトを途中で放棄して逃げてしまうこともよくあります。
NFTのサービスを利用する際は、運営元にも注意ですね。
対策として以下の点に注意しましょう。
・情報量が多いサービスを選ぶ
・運営元の公式サイトをしっかりとチェックする
・知名度と安全性が高い運営元を選択する
これから、サービスを利用しようとしている人は要チェックです。
偽物のコレクション
NFTマーケットプレイスでは誰でも偽物を出品できてしまう環境にあり、問題視されています。
良くある手口として、SNSのアカウントで宣伝をして偽コレクションへ誘導する方法です。
あたかも本物であるかのように販売するわけですね。
対策としては、
・公式マークの有無をチェックする
・クリエイターのSNS/サイト等から入る
・コレクションの取引量を調べる
が挙げられます。
万が一偽物を購入してもお金を取り戻すのは厳しいので、細心の注意を払いましょう。
フィッシングサイト
NFTに限らず、ネットが普及したことでフィッシングサイトによる被害が増えています。
代表的な手口として、実在するサイトや企業になりすまして、偽サイトへ誘導します。
そこで得た情報をもとに、詐欺師は悪事を働くわけですね。
実際に有名なマーケットプレイスでも被害が発生しています。
2022年2月に発生したOpenSeaへのフィッシング攻撃に関するツイート。↓
Our team has been working around the clock to investigate the specific details of this phishing attack. While we haven’t yet determined the exact source, we wanted to share a couple of EOD updates:
— OpenSea (@opensea) February 21, 2022
🧵
対策としては、
・アドレスやURLが公式サイトのものか確認
・パスワード管理の徹底
・不審なメールやメッセージは開かない
が挙げられます。
自分の大切な資産を守るためにも癖づけておきましょう!
②著作権の問題
NFTの歴史はまだ浅く著作権が分かりづらい状況です。
現時点ではNFTを所有しても「著作権」と「所有権」を得ることはできません。
では何が得られるかというと、特定のデータを保有している記録や証明です。
つまり、コピーや偽物ではなく本物として主張できるようになる。ということですね。
そのため、所有しても許可なくコピーや複製・展示などに利用はできません。
実際にあった事例
実際にあった事例として、
・許可を得ていない商品や建物の写真をNFT化
・アイドルやアーティストの作品が無許可で出品
このような被害が起こっています。
ネットが発達したことで、簡単にアーティストのライブ映像や写真が手に入る時代ですからね。
余談:AIが作ったものに著作権は認められる?
そして今、著作権の問題として注目を集めているのがAIによって作成されたものです。
著作権審査委員会の発表によれば、「著作権の主張を裏付ける」ための人間性に欠けていると判断したとのこと。
その結果、画像の著作権が保護されない問題が浮上してきているのです。
これにより、有名なNFTの1つである「CryptoPunks」のキャラクター達にも影響が…。
なぜなら、キャラ作成がアルゴリズム的に自動生成されているからです。
ランダムに生成された画像は、「著作権の主張を裏付けがない」と判断される可能性がありましたよね。
もし判断されたら、「CryptoPunks」が著作権で保護されないことになるのです。
人気のNFTだけに、今後の動向が気になりますね。
NFTにはまだ著作権に関する問題点や課題が多いので注意が必要です。
③法整備が整っていない
NFTはまだまだ歴史の浅い市場であるため、法整備が整っていません。
急速に発展してきたNFTの勢いに法律が追いついていないのです。
現状、特にNFTの法律上の定義は決められていませんね。
つまりNFTは無法地帯になりやすい問題点を抱えています。
万が一、トラブルが起きても対応できずに泣き寝入りしなければならないケースもあるでしょう。
弁護士の間でも、NFTの法律に対応できる人材は一部だと言われています。
法律を判断する基準が存在しないため、違法となる範囲が区別できないから仕方がありませんね。
NFTの法整備については今後の大きな課題となっていくでしょう。
④環境問題
NFTは環境問題について懸念されています。
そもそもNFTで取引することが、なぜ環境問題に繋がるのか疑問に感じますよね。
NFTの利用者の多くが、イーサリアムで取引をしていることが関係しています。
イーサリアム上で取引が行われる際、以下の問題点が発生します。
・膨大なエネルギー消費
・電力供給に伴う二酸化炭素の排出
最近は、サステナビリティやSDGsなどを気にする投資家も増えて、環境問題への取り組みが注目されており、避けては通れない問題ですね。
実際どれくらい影響があるか?
実際にどのくらい環境に影響を与えるのか研究したデータを見てみましょう。
「ケンブリッジ大学オルタナティブファイナンスセンター」によると下記の通り。
・年間約110TWhを消費
・CO2は158トン
参考記事:ブロックチェーンによるエネルギーの大量消費を解消できるか
これはマレーシアやスウェーデンなどの年間エネルギー消費量に相当すると言われています。
イーサリアムは、このような問題点を解決するためにも2022年の9月中頃に大型アップデートを行っています。
徐々に環境問題の低減に向けて、NFT市場も進んでいることが分かりますね。
⑤ガス代が高い
NFT/NFTアートの出品や購入をする際には、ガス代と呼ばれる手数料がかかります。
ガス代はNFTのブームに伴って高くなっており、問題視されています。
例:NFTマーケット「OpenSeaのガス代」
NFTのマーケットプレイスとして有名なOpenSeaのガス代を例に出すと、2022年9月時点で約500円~1,500円近くの手数料がかかっています。
参照元のデータ:https://etherscan.io/gastracke
このような状態であるため、取引をすると買いたい作品よりも手数料の方が高く掛かることもありえるのです。
例えば、100円のNFTを買うために500円の手数料を払うことになったり。。
なぜガス代は高くなるのか?
NFTで取引する際は、イーサリアムを利用する人が多くいますよね。
OpenSeaに出品されているNFTアートの8割以上がイーサリアム上のものです。
しかしながら、利用者が増えれば増えるほど、処理が間に合わず取引が遅延するという問題点があります。
するとデータ管理をしていたマイナーにも負担が掛りガス代も高騰するわけですね。
NFT/NFTアートの将来性・今後
記事前半でも解説したとおり、NFT/NFTアートはまだまだ多くの課題を抱えています。
しかし、NFTはアートや芸術に新たな価値をもたらし、次世代の投資としても今後の動向に期待が高まっています。
このことからも、NFTの将来は可能性に満ちていると言えるでしょう。
NFTという新たな市場は、企業や個人にとってビジネスチャンスの1つになりますからね。
企業もNFTに参入
急速に発展市場には、すでに多くの有名企業が参入しています。
事例の1つとして、高級ブランドの「ドルチェ&ガッバーナ」が2021年に新作コレクションをNFTで出品。
出品された9点のコレクションは、約6億円の値段がつけられて取引されました。
このように「デジタル」と「リアル」を上手く掛け合わせたビジネスモデルも誕生しているのです。
色んな分野とNFTを掛け合わせることで、ビジネスチャンスが期待できますね。
【NFT活用の期待が高まる分野の一例】
・不動産
・会員権(コミュニティ、サロン)
・スポーツ
・ゲーム
・ファッション
上記のような分野にもNFTが応用され、NFT市場も共に発展していくと考えられています。
NFTは既存市場を発展させ、新たなビジネス市場の拡大も見込めるわけですね。
このような背景から、NFTの将来性は可能性に満ちているといえるでしょう。
まとめ:NFTには問題点もあるが将来性には期待大
以上で本記事は終了です。
NFT/NFTアートは下記のような問題点を抱えていますが、市場の更なる発展にともなって徐々に改善されていくでしょう。
いまやNFTには続々と企業も参入しており、注目の市場です。
問題点を把握できた方は、NFT市場にチャレンジしてみましょう。
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