こんにちは。イブです。 (@ibuib__)
NFTは聞いたことあるけど、NFT音楽ってなに?
とお考えではないでしょうか。
NFTアートほどではありませんが、NFT音楽にも徐々に注目が集まっており、今の内から理解しておきたいところですよね。
ということで今回は、NFT音楽とは?から作り方までを徹底解説します。
下記の経験をもつ筆者イブが解説するので、参考になるかと!
【筆者イブのNFTに関する経験】
・NFTでの利益100万越え
・NFTの販売、購入は数百回以上
・NFT関連の記事を50本以上執筆
【コインチェックを使うと損をする】
仮想通貨取引をする上で、コインチェックを使うのはもったいないです。
なぜなら、「販売所」の手数料で大きく損をしてしまうから。
販売所はスプレッドが設定されており、3~5%前後は損です。
(50万円分取引すると1.5万円も損。)
その為、取引所のあるhttps://bitflyer.com/ja-jp/を使いましょう。
※日本円に換金するときも損してしまいます。
早ければ、申請10分/審査30分ほどで開設できます。
NFT音楽とは?
NFT音楽とはデジタルデータの音楽をNFT化したものです。
NFTが登場するまで、従来のデジタルデータは簡単に複製と改ざんができてしまうのが、デメリットでもありました。
ネットにコピーデータが出回ってたりしますね。
しかしデジタルデータをNFTにすることによって、データの改ざんや偽造を不可能にすることができます。
このようなNFT技術を音楽データに利用したものが「NFT音楽」です。
最近ですとAppleミュージックやSpotify、YouTubeミュージックなどのサブスクリプションサービスで自由に音楽を聴くことができますが、NFT音楽はそれらとは異なり、自分だけの絵画のような価値を持った音楽データといえるでしょう。
音楽をNFTにすると、コピー作品と区別できるので、音楽データに価値を見出せますね。
上記の通り、唯一性と希少性を持ち合わせているNFT音楽は世界中から多くの注目が集まっており、NFTアートと同様、億単位で取引されるケースも出てきています。
※具体例は記事の後半で紹介
NFT音楽のメリット
ここでは、NFT音楽のメリットについて解説します。
大きく分けて、下記の3つ。
さっそくそれぞれについて見ていきましょう!
①唯一無二のコレクション
NFT音楽は自分だけが保有する、唯一無二のコレクションとすることができます。
自分が好きなアーティストの音楽をコレクションしたいという人は多いですよね。
しかし、従来の音楽だと同じ音楽データをたくさんの人が保有し、それらに希少性はありませんでした。
それがNFT音楽だと希少性が生まれ、同じアーティストのファンからは非常に羨ましがられることでしょう。
例:嵐の新曲がNFT音楽になったら
例えばですが、活動休止中の「嵐」が新曲をNFTにして限定100個販売!とかになれば、ファンは殺到しますよね。
熱狂的なファンなら100個しか存在しない、そのNFT音楽を何としても所有したいはず。
保有することで自慢にもなるし、自分が根強いファンであることを表現できますね。
音楽をNFTにすることで、上記のような「希少性」を持たせることができます。
②転売時も収益を得られる
NFT転売によっても、その都度利益を得られます。
これまでの音楽業界では、CDをTSUTAYAやブックオフ、最近でいうとメルカリなどで転売された場合、アーティストが利益を得られるようになっていませんでした。
しかしNFT音楽の場合は、最初に購入されたときだけでなく、転売されたときでもアーティストに収益が入るようなシステムになっています。
NFT音楽に限らずNFTアートなどでも同じですね。
アーティストは転売により何度も利益を得るチャンスができたことにより、これまでは考えられなかった収入源をつくれるという点は大きなメリットといえるでしょう。
例:嵐の新曲がNFT音楽になったら
先ほどと同様に「嵐」を例にすると、限定100個の新曲がもし発売されたら、ファンの間でどんどん取引されますよね。
1個だけでなく、複数欲しがるファンもいるかもしれません。
そのような方たちの間で、売買が繰り返されることによって、プロダクションにもどんどん利益が入っていきます。
取引が活発になるような仕組みを考えても面白いですね。あとから保有者に特典を配布したりとか。
③ファンコミュニケーション
NFT音楽には新しいかたちのファンコミュニケーションの構築が期待できます。
従来の音楽業界におけるファンとのつながりといえば、
・SNS
・サイン会
・握手会
などが主で、CDや音楽データを購入する過程においては、アーティストとファンの間で交流が生まれる場面はほぼありませんでした。
一方、NFT音楽だとアーティストが購入者に対して感謝の気持ちを示すために、VIPチケットやコレクターズNFTなど、さまざまな特典を用意、追加できるため、アーティストとファンの間をつなげられる機会が増えました。
NFT保有者に後からプレゼントすることも容易です。長期ホルダーを優遇したりも。
NFT音楽のデメリット
NFT音楽は多くのメリットがある一方、デメリットもあります。
早速見ていきましょう!
①違法作品の可能性
NFT音楽においてのデメリットとして、違法な作品が出回る可能性があります。
実際に他人の音楽を無断でNFT化し、自分が出品者となってNFT音楽を販売する悪質なケースも出てきました。
その音楽のアーティストが利益を得られないのはもちろんのこと、購入者は偽物を買ってしまったという点で、アーティスト、購入者ともに大きな損害です。
NFTは簡単に偽物が作れてしまいますが、絶対にやらないようにしましょう。
NFTは法的な規制・ルールが整備されているといえないのが現状です。
実際にコピー作品のNFTが出品されているケースも多々あるので、購入する場合も偽物をあやまって選択してしまわないように注意しましょう。
②ガス代高騰
NFT音楽は取引する際にはガス代(手数料)がかかってきます。
NFTアートでもよくみられることですが、作品そのものよりもガス代の方が高くなるケースもあります。
例えば、OthersideというNFTコレクションが販売されたときは、ガス代が50万円を超えることもありました。
NFT BAYCを手がけるYuga Labsがメタバース
— 旅する投資家 (@Strategist32) May 3, 2022
Otherside内の土地の売り出しを行ったが
販売総額は約370億円
土地の売買に伴うイーサリアムのガス代は
24時間で約229億円
馬鹿げている、狂気の沙汰としか言いようがない
金に踊らされる亡者 買い手も売り手も同様#BTC #ETH #NFT #暗号通貨 pic.twitter.com/h1kHZcpYrC
上記はかなりレアですがガス代は変動するので、今だとどれくらい必要なのかチェックしておきましょう。
ガス代相場や、その調査方法は下記記事を参考にどうぞ。
>>NFT出品・購入時のガス代相場と確認方法を解説
③環境負荷
NFT音楽は環境への負荷が懸念されています。
NFTがブロックチェーン技術を利用しているため、電力消費量が大きいのです。
このことからNFTが環境に良くないのではと心配されています。
NFTとか仮想通貨みたいなブロックチェーン技術を使ってる取引は無駄に電力消費しまくって環境負荷やばいらしい、村上隆めちゃくちゃNFTアートやってるけどビリーさんどう思ってんだろ
— フジノ (@lilon_h) September 18, 2022
マイニングコストの低い技術の開発が進められていますが、環境負荷に対する問題解決までにはまだ時間がかかるでしょう。
環境負荷低減に向けて、イーサリアムのアップデートも徐々に進んでいますね。
NFT音楽の事例
NFT音楽ではすでに大きな注目を集めた事例がありますので、紹介していきます。
①The Weekend
The Weekendはグラミー賞を3回も受賞している、世界中で多くの人に聴かれているアーティストです。
そのThe WeekendがNFTマーケットプレイス「Nifty Gateway」で開催された期間限定のオークションに参加し、自身の新曲とビジュアルアート作品の独占販売を行いました。
このビジュアルアート作品は「Strange Loop Studio社」とのコラボレーションで制作されており、3つのビジュアルアート作品が競売にかけられています。
上記は、6,000万円以上の価格で入札が入ってますね。凄まじい。。
②ホイットニー・ヒューストン
故ホイットニー・ヒューストンは、アメリカの音楽賞「グラミー賞」の受賞歴がある、世界中で人気のあるアーティストの一人です。
2021年12月14日に終了したNFTソングのオーディションで、ホイットニー・ヒューストンが17歳のときに録音した初期のデモ音源に対して、史上最高額の99万9,999ドル(日本円で約1億1400万円)で落札されました。
歌手 ホイットニー・ヒューストン
— miin l NFT情報コレクター🔮 (@NftPinuts) December 15, 2021
NFTが約1.1億円で落札される
⚡17歳の時に録音された未公開のデモ録音とデジタルアーティストによるアート・1点もの
⚡音楽NFTマーケット ONEOF、ドージャキャット、TLCの作品も出品。グラミー賞でのNFTアイテムも決定
⚡チェーン Tezoshttps://t.co/BsQ0UmzidV pic.twitter.com/fHHtqdAT6k
落札者はその特典として、NFTプラットフォーム「One Of Valut」で音源にアクセスできることに加えて、17歳の天才アーティス・写真家のダイアナ・シンクレアが製作したデジタルアートワークとビデオを得ることができました。
名だたるアーティストがどんどんNFT市場に参入していることが分かりますね。
③坂本龍一
坂本龍一さんは、日本でも有名ですが世界的に活動しているアーティストの1人。
代表曲である、「Merry Christmas Mr. Lawrence」の音源を595個のメロディーに分割して販売しました。
「戦場のメリークリスマス」と言えば聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
2022年9月時点では、総取引額は約7,000万円を超えるほど。
最安価でも1つ7万円弱しますね。
このように、海外だけでなく日本国内のアーティストもNFT技術を取り入れつつあり、今後更に活発になることが予想されます。
NFT音楽の作り方
NFT音楽を作る方法は、普通にNFTを作る場合とほとんど変わりません。
大きく分けると下記の5STEPです。
イメージ図はこんな感じです。↓
国内取引所とMetaMaskという仮想通貨ウォレットを作成します。
そして仮想通貨を順に移動させていき、OpenSeaでNFT作品を作成するイメージです。
審査待ちとかを除けば、はやくて30分くらいで終わりますよ。
ではさっそくそれぞれのSTEPに分けて解説していきます。
①国内取引所の口座を作成
まず最初に国内取引所の口座を開設しましょう。
国内取引所はたくさんありますが、正直どこでもOKです。
好きなところを選んで作ってください。
僕の場合は、https://bitflyer.com/ja-jp/という取引所を使っています。
注意:コインチェックを使うと「損」をする
コインチェックは使いやすいですが、NFT売買に必要なイーサリアムを「販売所」でしか取り扱っていません。
販売所は購入時のスプレッド(実質これが手数料)が大きいので、取引所でイーサリアムを扱っているhttps://bitflyer.com/ja-jp/で購入するのがおすすめ。
相場も影響するのでタイミングによりますが、最低でも2~3000円くらいは変わってきますね。
※審査に時間がかかるので先に作っておくとスムーズです。
②国内取引所にてETHを購入
続いて、国内取引所にてETH(イーサリアム)を購入しましょう。
最大のNFTマーケットであるOpenSeaでは、ETH,Polygon,Klaytnという3つのブロックチェーンに対応していますが、主流はETH(イーサリアム)なので、まずはETHで良いかと。
約2000万点ものNFTの内、約1500万点がイーサリアムチェーンのNFT。
ETHの利用者がもっと多いので、イーサリアムチェーンが最も売れる可能性が高いです。
どれくらい購入すれば良いか?
相場やタイミングにもよるので、残念ながら「ずばりこれだけ!」という金額はありません。
余裕をみて「0.1ETH」ほどあれば安心してNFT音楽を連れます。
0.1ETHは相場にもよりますが3万円前後。
※余った分はあとで日本円に戻せる
③仮想通貨ウォレットを作成
続いて、仮想通貨ウォレットである「MetaMask」を作成していきます。
仮想通貨ウォレットはいくつかありますが、最も有名なのがこれ。
大半の人が使っており、様々なサイトとの互換性も高いです。
MetaMask(メタマスク)の公式サイトに飛び、ダウンロードを行います。
→メタマスク公式サイト
作成する手順については、こちらの記事にて画像付きで解説しましたので、ご覧ください。
⇒MetaMask(メタマスク)の作り方
④仮想通貨ウォレットにETHを送金
続いて、仮想通貨ウォレット(MetaMask)に先ほど購入したETH(イーサリアム)を送金していきます。
ここまでくれば、あともう少し。
送金方法はこちら↓の記事にまとめました。
コインチェック、ビットフライヤーそれぞれについて解説していますので、該当する方を読み進めてください。
コインチェック
⇒コインチェックからメタマスクへ送金する方法【簡単3STEP】
ビットフライヤー
⇒ビットフライヤーからMetaMaskに送金する方法
はやければ5分ほどで終わりますよ!
⑤OpenSeaでNFT音楽を作成
いよいよNFT音楽を作成していきます。
作成するにあたってやることは、大きく分けてコレクションの作成と、アイテムの作成があります。
コレクションはブランドのようなもので、そのラインナップとして、NFTアイテムを作成していくイメージ。
コレクションを作成せず、アートだけ作ることもできますよ。
早速それぞれに分けて見ていきましょう。
NFTコレクションの作成
NFTの作成には、NFTマーケットプレイスとして最大手の「Open Sea」を利用します。
最もメジャーで利用者も多いので、利益を上げるならまずはここ一択。
公式サイトを開いて画面右上より、「My Collections」を開きます。
続いて、開いたページで「Create a collection」を選択。
するとコレクションの必要事項を入力する画面がでてきます。
コレクションをブランディングするにあたり、しっかりと作りこんで入力することが望ましいです。
各項目を解説していきます。
うええ、結構多い・・・。って感じですよね。
ただ、入力項目が多いですが、任意入力のものもあります。
必要がないと判断したものは空欄でOK。
最後に「Create」をクリックすればコレクションの作成完了です。
NFT音楽の作成
コレクションを作成したところで、アイテムを作成していきます。
公式ページ右上の「Create」を開きます。
すると、NFT作成画面が表示されます。↓
それぞれの項目を説明していきます。
下にスクロールすると、更に項目が出てきます。↓
上記を入力して、一番下の「Create」を入力することで、NFTの作成は完了です。
NFTコレクションのブランディングをする為にも、詳細設定の作りこみが重要になってきますね。
NFT音楽の出品
最後に、作成したNFT音楽を出品しましょう。
自身が作成したNFTだけでなく、一度購入したNFT等もこの方法で売却することができます。
OpenSeaのホームページ右上から、「My Collections」を選択。
自身が作成したNFT音楽のページを開くと、右上に「Sell」というボタンがあるのでクリック。
「Sell」を押すと販売条件を設定することができます。それぞれの項目の内容としては下記の通り。
必要事項を入力し、「Complete listing」を押せば完了。
あとは売れるのを待つのみ!!
NFT音楽に関するFAQ
ここでは、NFT音楽に関するFAQをまとめました。
- Q日本でNFT音楽をだしている事例は?
- A
先ほど紹介した坂本龍一さんの他、小室哲哉さんやPerfumeもNFT音楽を販売しています。
個人でも気軽に出品が可能なので、チャレンジしてみてください。
- QNFT音楽は初心者でも出品できる?
- A
- QNFT音楽を出品するための初期費用は?
- A
NFT音楽を出品する際の初期費用は、「出品時のガス代」です。
ガス代はタイミングによって変動しますが、安いと1,000円前後で出品することができます。
まとめ:NFT音楽に触れてみよう
以上で本記事は終了です。
NFT音楽は、NFTアートほどではありませんが、徐々に注目度は高まっています。
個人クリエイターで参入している人はまだまだ少ないので、今のうちに参入してみると先行者利益を得られるかもしれません。
ここまで学んだだけでも相当詳しいので、あとは行動してみましょう!
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