こんにちは。イブです。 (@ibuib__)
Compound(コンパウンド)って何?
特徴や使い方を知りたい。
とお考えではないでしょうか。
ガチホしながら運用できることもあり話題となっているDeFiですが、今回はそのDeFiの中でも有名な「Compound(コンパウンド)」について、解説します。
特徴から注意点、始め方や使い方についても紹介しますので是非ご覧ください。
Compoundとは
まずは、「Compound」とは何なのか、特徴を解説していきます。
Compoundは代表的なDeFiの1つでして、主な特徴は下記の通り。
それぞれ順に解説していきます。
特徴①レンディングサービスを提供するDeFi
Compoundは、レンディングサービスを提供するDeFiです。
そもそもDeFiって?という方はこちら。
→DeFiとは?特徴からメリット・デメリットまで分かりやすく解説【利益を生む仕組みも紹介します】
また、Compoundは数多くのユーザーに利用されており、22/1/11時点で90億$もの資産が預けられています。
日本円にすると1兆円を超えますね。欲しい。。
特徴②通貨を預けることで金利を得ることができる
特徴①での内容と少し被りますが、Compoundでは通貨を預けることで金利を得ることができます。
銀行預金みたいなものですね。銀行預金の利息は無いに等しいですが・・・。
参考に22/1/12時点で、預け入れた時の利息は下記の通り。
ガチホして、ただただ価格の上昇を待つよりかは、このようにDeFi運用するほうが利益が増える可能性は高いと思います。
他にもWBTCやUSDT等も取扱いがありますので、興味のある方は覗いてみてください。
特徴③預けた通貨を担保に借り入れをすることができる
Compoundでは、預けた通貨を担保に、借り入れを行うことができます。
借り入れをすると利息を支払わなければなりませんが、借りた通貨を他のサービスで運用することができます。
この場合、同じ資金量で「預けた通貨の金利+他サービスでの運用利益」が期待できるので、魅力的ですよね。
預けた通貨や借り入れた通貨が大きく価格変動した場合、担保にしている通貨が清算される可能性があるので注意が必要です。(後述します。)
特徴④ガバナンストークン「COMP」を貰うことができる
4つ目に紹介するCompoundの特徴としては、ガバナンストークン「COMP」についてです。
先ほど、Compoundでは預入・借入を行うことができると紹介しましたが、その際の金利に加えてガバナンストークンである「COMP」を貰うことができます。
例えばこんな感じ↓。預け入れる通貨より利率が良い場合もしばしばあります。
ETH 0.09%+COMP 0.11%でトータル0.2%ですね。
また借入を行った際も「COMP」を貰うことができます。
上記のように、通貨によっては借入で支払う利息より、貰えるCOMPのほうが多い場合もありますのでチェックしてみてください。
Compoundを使うなら知っておくべきこと
ここでは、先ほど紹介したCompoundの特徴を踏まえて、知っておくべきことを解説していきます。
知っておくべきこと①価格変動による清算リスク
1つめに紹介するのは、価格変動による清算リスクについてです。
特徴のところでも少し触れましたが、借入を行う場合、価格変動による清算リスクがあることを認識しておく必要があります。
例えば、担保としている通貨の価値が半分に下落した場合、借入できるキャパシティも半分になります。
仮にその時点で借入している通貨がキャパシティを超えてしまった場合、清算されてしまいますので、価格変動には十分注意する必要があります。
借入を行うときは、担保している通貨に対して余裕をもった金額にした方が良いですね。僕の場合は60%くらいでやってます。
知っておくべきこと②イーサリアムネットワークのみ対応
Compoundはイーサリアムネットワークのみ対応しています。
イーサリアム系のDeFiである為、他のネットワークの通貨は扱っていません。
例えばBTC(ビットコイン)等はそのまま預け入れられないので、WBTCに変換してから使う必要があります。
取扱い銘柄はサイトをチェックしてみてくださいね。
知っておくべきこと③金利はそこまで高くない
3つ目に紹介するのは金利がそこまで高くない点です。
これはあくまで僕の主観ですが、Compoundの金利は他のDeFiと比較すると、そこまで高くありません。
ETH(イーサリアム)でみれば、Compoundだと0.09%ですが、Lido(リド)でステーキングすればAPY4.7%ですし、UniswapでファーミングをすればAPY40%前後です。(22/1/12時点)
もちろん、それぞれのサービスで特徴やリスクは全然違うので、自分にあったサービスを選ぶのが重要だと思います。
Compoundは金利は低いですが、借入で利益の拡大を狙えるのが魅力だと思うので、そこをどう生かすか、ですかね。
参考にですが、イーサリアムを引用できるDeFiをまとめてみました。よければどうぞ。
→DeFiでイーサリアムを運用するならここ!やり方も解説【ガチホは損?】
Compoundの始め方 5STEP
ここでは、Compoundの始め方を5STEPで解説します。結構簡単です。
さっそく上記それぞれに分けて解説していきます。
STEP①国内取引所の口座を作成
まずは、国内取引所の口座を作成します。
国内取引所はどこでもいいので、好きなところを選んで作りましょう。
僕の場合は、コインチェック やhttps://bitflyer.com/ja-jp/という取引所を使っていますが、正直なんでもOKです。
- 余談:手数料を抑えたい場合は、bitFlyerがおすすめ
どこでもいいとは言いましたが、手数料を抑えたい場合は、コインチェックよりbitFlyerがおすすめです。
なぜならコインチェックにはイーサリアムの販売所しかありません。販売所は購入時のスプレッドが大きいので、取引所のあるhttps://bitflyer.com/ja-jp/で購入するのがお得です。(スプレッドは実質の手数料)
スプレッドは3%前後なので、50万円分購入すると1.5万円も損してしまいます。
ビットフライヤーで口座を作る方法はこちらの記事で解説しています。良ければ参考にどうぞ。
⇒【簡単】ビットフライヤーで口座開設をする方法【3STEPで解説】
STEP②国内取引所にてETH(イーサリアム)を購入
続いて、国内取引所にてETH(イーサリアム)を購入しましょう。
※イーサリアム以外を預け入れる場合はBinance等で交換する必要あり。
また、国内取引所から出金する際にはガス代(手数料)がかかりますので、なるべくまとめて購入し、出金することをおすすめします。
STEP③仮想通貨ウォレット(MetaMask)を作成
続いて、仮想通貨ウォレットである「MetaMask」を作成していきます。
仮想通貨ウォレットはいくつかありますが、最も有名で「GoogleChromeの拡張機能」もついているのでおすすめです。
MetaMask(メタマスク)の公式サイトに飛び、ダウンロードを行います。
→メタマスク公式サイト
上記リンクへ飛ぶと下記画面になりますので、「Download now」をクリック。
下記画面になるので、「Install MetaMask for Chrome」をクリック。
次の画面で「Chromeに追加」をクリックし拡張機能を追加します。
以上でMetaMask(メタマスク)のインストールは完了です。
続いて、インストールしたMetaMask(メタマスク)の指示に従って、ウォレットを作成していきます。
インストールが完了すると、下記画面になるので「開始」をクリック。
こちらの画面になるので右側にある「ウォレットの作成」をクリック。
MetaMaskの品質向上へのご協力のお願いというのが出るので、内容を確認し「同意します」をクリック。
すると、パスワード入力画面になるので、設定したいパスワードを入力します。
使用条件を読みチェックをいれ、「作成」をクリック。
すると、ウォレットの保護という画面に動画がでてきます。
この動画は、次にでてくるリカバリーフレーズとウォレットを安全に保つ方法についての解説動画です。
「次へ」をクリック。
下記画面の南京錠が描かれている所をクリックし、シークレットリカバリーフレーズをメモします。
このフレーズは非常に重要なので、絶対に無くさないように保管してください。
筆者イブもウォレットが急に消えてめちゃくちゃ焦ったことがありますが、このフレーズのおかげで復元できました。
次の画面では、先ほどのフレーズを控えているか試されます。正しく入力し「確認」をクリック。
下記画面になればウォレットの作成は完了です。
STEP④仮想通貨ウォレット(MetaMask)にETH(イーサリアム)を送金
続いて、仮想通貨ウォレット(MetaMask)に先ほど購入したETH(イーサリアム)を送金していきます。
ここまでくれば、あともう少し。
まずは送金先であるMetaMask(メタマスク)のアドレスを確認しましょう。
ブラウザを開いて画面右上の拡張機能より、MetaMask(メタマスク)を開きます。
すると下記画面が表示されます。
Account1の下に記載されているアドレスをコピーしてください。アドレス横の□をクリックすればコピーできます。
あとは、先ほどコピーしたアドレス宛でコインチェック等から送金すればOKです。
試しにコインチェックを例として見てみましょう。
コインチェックを開いて、左側メニューにある「暗号資産の送金」を開きます。
開くと、送金する通貨を選択できるようになりますので、「Ethereumを送る」を選択し、「送金先リストの編集」をクリックします。
送金先リストの編集をクリックすると、新規ラベルと新規宛先の入力欄が現れます。
新規ラベル→任意の名前
新規宛先→さきほどコピーしておいたMetaMask(メタマスク)のアドレス
をそれぞれ入力し、「追加」をクリックしましょう。
すると、宛先のプルダウンに先ほど入力したアドレスが追加されます。あとは送金したい金額を入力し「送金する」をクリックすると完了です。
ETHの送金には0.005ETHの手数料がかかります。
なるべくまとめて送りましょう。
STEP⑤仮想通貨ウォレット(MetaMask)をCompoundに接続
最後に、MetaMask(メタマスク)をCompoundに接続すれば完了です。
「Compound」(公式サイト)を開き、右上の「App」をクリック。
すると、接続するウォレットを選択画面がでてくるのでMetaMask(メタマスク)を選択。
MetaMask(メタマスク)が起動しますので、あとは手順に従って「次へ」→「接続」をクリックすれば完了です。
銀行などは口座開設をしないといけませんが、DeFiではウォレットを接続するだけ。
簡単ですね。
Compoundの使い方
ここでは、 「Compound」 の使い方について解説していきます。
項目としては、大きく分けて次の3つに分けました。
さっそく順に説明していきます。
ホーム画面の説明
まずは、ホーム画面の説明です。 (「Compound」 )
ウォレット接続が完了すると以下のような画面になっていると思います。
赤枠で囲った各項目について下記にまとめました。
シンプルな作りで分かりやすいですね。
下にスクロールすると取扱い銘柄を確認できます。
預け入れのやり方
続いて預け入れのやり方について解説します。
画面左側の「Supply Markets」にある通貨が預け入れ可能な銘柄です。
ここで預け入れを行いたい通貨を選択しましょう。
例として、ETHを選択すると下記のような画面が開きます。
ETH、COMPのAPYを確認することができます。
銘柄を選択する画面で表示されているAPYにはCOMPのAPYは含まれていないので注意が必要です。
問題なければ、上部に数量を入力し「SUPPLY」をクリック。
あとはMetaMask(メタマスク)が起動するので、確認を押せば完了です。
引き出したいときは、上記画像の「WITHDRAW」タブから操作することができますよ。
借り入れのやり方
続いては借り入れのやり方です。
借り入れでは、画面右側の「Borrow Markets」を使います。
リストから借り入れを行いたい銘柄を選択しましょう。
こちらもCOMPのAPYはクリックしないと分からないので注意が必要です。
例として「DAI」を選択しました。
APYを確認し数量を入力後、画面下部の「BORROWING REACHED」をクリック。
あとはMetaMask(メタマスク)が起動するので、確認を押せば完了です。
最後に
以上で本記事は終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
よければこちら↓の記事も参考にどうぞ。
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