こんにちは。イブです。 (@ibuib__)
Curve(カーブ)って何?
特徴や使い方を知りたい。
とお考えではないでしょうか。
仮想通貨を運用する方法としてDeFiが注目を集めていますが、今回は有名なDeFiの1つである、「Cuve(カーブ)」について、解説します。
特徴から注意点、始め方や使い方についても紹介しますので是非ご覧ください。
そもそもDeFiって?という方はこちらからどうぞ。
→【稼げる?】DeFiのやり方・始め方を初心者にも分かりやすく解説
Curveとは
「Curve」は、代表的なDeFiの1つです。
多くのユーザーに利用されており、DebankのDeFiリストによると、約200億ドル(日本円で2兆円以上)もの大金が預けられています。
この数字だけみても、Curveがいかに大きなDeFiであるかわかりますね。
また、Curveの主な特徴を下記にまとめました。
特徴①イーサリアム系のDEX
1つ目の特徴としては、イーサリアム系のDEXであるということです。
DEXとはDecentralized Exchangeの略でして、分散型取引所とも呼ばれます。
簡単に言えば、新たに口座を作る必要がなく、自身のウォレットを接続するだけで利用できる取引所です。
なので、Curveでは仮想通貨の交換や流動性の提供(こちらは特徴②で解説)を行うことができます。
DEXはDeFiに分類されますので、CurveをDeFiと言うこともあれば、DEXと言うこともありますね。
また、銀行のような仲介者となる企業を必要とせず、DEXというアプリケーションを用いてユーザー同士が取引を行うため、スピーディかつ低コストで利用できるのが特徴的です。
例えば、空港にある銀行だと円→ドルに換えるのに、ある程度の時間と高い手数料を必要としますが、DEXであれば数分~数秒で交換できます。(DEXは仮想通貨を交換)
特徴②流動性を提供して金利を得られる
特徴の2つ目として挙げられるのは、流動性を提供して金利を得られる点です。
Curveを用いて仮想通貨を運用し、利益を狙う場合はこの方法が主流ですね。
プールする、ファーミングする、とか言ったりします。
仕組みとしては、2つの通貨ペアを準備しCurveに流動性として提供します。
するとCurveでは預けられた通貨ペアをスワップ(仮想通貨の交換)に利用し、
その際に得られた手数料の一部を報酬として流動性提供者に還元する仕組みです。
イメージ図ではこんな感じです。↓
2つの通貨をペアとして流動性プールを形成するのがほとんどですが、Curveでは3つ以上の通貨でできたプールもあります。
特徴③ステーブルコインに特化している
特徴の3つ目はステーブルコインに特化している点です。
特徴の①②は、他のDEXと共通する場合もあるので、ステーブルコインに特化しているというのはCurve特有の大きな特徴です。
Curveで流動性を供給する場合、価格の安定したステーブルコイン同士でペアを組んでいる為、価格変動が小さくリスクが小さいと言えます。
その為、低リスクで運用したい投資家から人気を集めています。
リスクが低い分、他のDEXに比べると利率は低いですね。
例として、22/1/13時点のAPYはこんな感じ。↓
他にも通貨ペアはありますので、興味がある方は覗いてみてください。
特徴④手数料が安い
4つ目に紹介する特徴としては、スワップ時の手数料が安い点です。
Curveの手数料は0.04%。
はたしてこれが安いのか、というところですが、同じDEXとして有名なSushiSwapの場合、手数料は0.3%ですのでCurveと10倍近い差があります。
SushiSwapの手数料もDeFi以外のものからしたら安いと思いますけどね。
Curveを使うなら知っておくべきこと、注意点
ここでは、Curveを使う上で知っておくべきこと、注意点を紹介します。
上記の3つについて、順に解説していきます。
知っておくべきこと①イーサリアムネットワークのみ対応
1つ目に紹介するのは、イーサリアムネットワークのみ対応している点です。
Curveはイーサリアム系のDEXですので、他のチェーンに準拠した仮想通貨は利用できません。
例えば、BTC(ビットコイン)や、CAKE(ケーキ)は他のチェーンのトークンですので使えないです。
イーサチェーンなので、利用する際はガス代が高いことも認識しておいた方が良いですね。
知っておくべきこと②他のDEXに比べると金利は低い
2つ目に紹介するのは、他のDEXに比べると金利が低い点です。
Curveは、ステーブルコインに特化している分、価格が安定しており損失を出すリスクは小さいですが、その分金利は低くなっています。
通貨ペアが同じではないので、単純な比較は難しいですが、UniswapだとUSDT/ETHのペアでAPY39%ぐらいあります。(タイミングによって変動する為、参考数値)
ただし、その分価格変動のリスクもありますので、どちらを選択する方が良いかは単純に比較することはできません。
利用する際は、各DEX、プールの特徴をみてリスクを把握し、自分の投資スタイルにあったものを選びましょう。
知っておくべきこと③DeFiを利用する上でのリスク
3つ目はDeFiを利用する上でのリスクについて、です。
これはCurveに限った話ではありませんが、DeFiを利用する上では様々なリスクがあります。
例えば、単にトークンの価格が下落して損をするリスクや、サイトが何らかの理由で利用できなくなるリスク等が考えられます。
Curveのコントラクトは、監査されているものの100%安全とは言い切れないので、そういったリスクがあることは認識しておきましょう。
利用するのであれば、最悪なくなっても我慢できる、くらいの資産で運用することをおすすめします。
Curveの始め方 5STEP
ここでは、Curveの始め方を5STEPで解説します。結構簡単です。
さっそく上記それぞれに分けて解説していきます。
STEP①国内取引所の口座を作成
まずは、国内取引所の口座を作成します。
国内取引所はどこでもいいので、好きなところを選んで作りましょう。
僕の場合は、コインチェック やhttps://bitflyer.com/ja-jp/という取引所を使っていますが、正直なんでもOKです。
- 余談:手数料を抑えたい場合は、bitFlyerがおすすめ
どこでもいいとは言いましたが、手数料を抑えたい場合は、コインチェックよりbitFlyerがおすすめです。
なぜならコインチェックにはイーサリアムの販売所しかありません。販売所は購入時のスプレッドが大きいので、取引所のあるhttps://bitflyer.com/ja-jp/で購入するのがお得です。(スプレッドは実質の手数料)
スプレッドは3%前後なので、50万円分購入すると1.5万円も損してしまいます。
ビットフライヤーで口座を作る方法はこちらの記事で解説しています。良ければ参考にどうぞ。
⇒【簡単】ビットフライヤーで口座開設をする方法【3STEPで解説】
STEP②国内取引所にてETH(イーサリアム)を購入
続いて、国内取引所にてETH(イーサリアム)を購入しましょう。
また、国内取引所から出金する際にはガス代(手数料)がかかりますので、なるべくまとめて購入し、出金することをおすすめします。
STEP③仮想通貨ウォレット(MetaMask)を作成
続いて、仮想通貨ウォレットである「MetaMask」を作成していきます。
仮想通貨ウォレットはいくつかありますが、最も有名で「GoogleChromeの拡張機能」もついているのでおすすめです。
MetaMask(メタマスク)の公式サイトに飛び、ダウンロードを行います。
→メタマスク公式サイト
上記リンクへ飛ぶと下記画面になりますので、「Download now」をクリック。
下記画面になるので、「Install MetaMask for Chrome」をクリック。
次の画面で「Chromeに追加」をクリックし拡張機能を追加します。
以上でMetaMask(メタマスク)のインストールは完了です。
続いて、インストールしたMetaMask(メタマスク)の指示に従って、ウォレットを作成していきます。
インストールが完了すると、下記画面になるので「開始」をクリック。
こちらの画面になるので右側にある「ウォレットの作成」をクリック。
MetaMaskの品質向上へのご協力のお願いというのが出るので、内容を確認し「同意します」をクリック。
すると、パスワード入力画面になるので、設定したいパスワードを入力します。
使用条件を読みチェックをいれ、「作成」をクリック。
すると、ウォレットの保護という画面に動画がでてきます。
この動画は、次にでてくるリカバリーフレーズとウォレットを安全に保つ方法についての解説動画です。
「次へ」をクリック。
下記画面の南京錠が描かれている所をクリックし、シークレットリカバリーフレーズをメモします。
このフレーズは非常に重要なので、絶対に無くさないように保管してください。
筆者イブもウォレットが急に消えてめちゃくちゃ焦ったことがありますが、このフレーズのおかげで復元できました。
次の画面では、先ほどのフレーズを控えているか試されます。正しく入力し「確認」をクリック。
下記画面になればウォレットの作成は完了です。
STEP④仮想通貨ウォレット(MetaMask)にETH(イーサリアム)を送金
続いて、仮想通貨ウォレット(MetaMask)に先ほど購入したETH(イーサリアム)を送金していきます。
ここまでくれば、あともう少し。
まずは送金先であるMetaMask(メタマスク)のアドレスを確認しましょう。
ブラウザを開いて画面右上の拡張機能より、MetaMask(メタマスク)を開きます。
すると下記画面が表示されます。
Account1の下に記載されているアドレスをコピーしてください。アドレス横の□をクリックすればコピーできます。
あとは、先ほどコピーしたアドレス宛でコインチェック等から送金すればOKです。
試しにコインチェックを例として見てみましょう。
コインチェックを開いて、左側メニューにある「暗号資産の送金」を開きます。
開くと、送金する通貨を選択できるようになりますので、「Ethereumを送る」を選択し、「送金先リストの編集」をクリックします。
送金先リストの編集をクリックすると、新規ラベルと新規宛先の入力欄が現れます。
新規ラベル→任意の名前
新規宛先→さきほどコピーしておいたMetaMask(メタマスク)のアドレス
をそれぞれ入力し、「追加」をクリックしましょう。
すると、宛先のプルダウンに先ほど入力したアドレスが追加されます。あとは送金したい金額を入力し「送金する」をクリックすると完了です。
ETHの送金には0.005ETHの手数料がかかります。
なるべくまとめて送りましょう。
STEP⑤仮想通貨ウォレット(MetaMask)をCurveに接続
最後に、MetaMask(メタマスク)をCurveに接続すれば完了です。
「Curve」(公式サイト)を開くと、MetaMask(メタマスク)が起動し接続を求められますので、「次へ」→「接続」をクリック。
こんな感じの少々古い画面になれば完了です。
Curveの使い方
ここでは、Curveの使い方について解説していきます。
サイトが古い見た目でとっつきにくい方もいると思いますが、慣れれば簡単です。
上記について順に解説していきますね。
スワップ(通貨の交換) のやり方
まず、スワップについて解説します。
「Curve」 の公式サイトを開くと下記画面が開きます。
左に交換する通貨、右側に欲しい通貨を選択し、「Sell」をクリック。
すると、MetaMask(メタマスク)が開きますので、あとは確認を押せば完了です。
タイミングによってはイーサリアムのガス代が高いので注意が必要ですね。
流動性の提供 のやり方
続いて流動性の提供について、やり方を解説します。
公式サイト 「Curve」 左上より、「Pools」を選択。
Curveで取扱いのあるpoolが表示されますので、流動性を提供したいpoolを探します。
流動性を提供するプールを決めたら、選択します。
今回はETH+stETHペアを選択しました。
すると、上部に「Deposit」という項目が表示されるのでそこをクリック。
下記のような画面になるので数量を入力して、「Deposit&stake in gauge」をクリック。
あとはMetaMask(メタマスク)が開きますので、指示に従って進めば完了です。
最後に
以上で本記事は終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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・仮想通貨歴5年(2017年~)
・DeFiで100万円以上を運用中
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